シェーファー カベルネ ソーヴィニヨン "ヒルサイド セレクト" スタッグス リープ ディストリクト [2007] Shafer Cabernet Sauvignon Hillside Select [赤ワイン][アメリカ][カリフォルニア][ナパバレー][750ml]

シェーファー カベルネ ソーヴィニヨン "ヒルサイド セレクト" スタッグス リープ ディストリクト [2007] Shafer Cabernet Sauvignon Hillside Select [赤ワイン][アメリカ][カリフォルニア][ナパバレー][750ml]

[RP100点] @バックVtg. [ 第三代満点ヒルサイド・セレクト ] ◎12年熟成…でもまだ少年? 2020年現在、ナパ・カベの聖地、スタッグス・リープ・ディストリクト(以下SLD)内最多となる6度もの【RP100点】を擁する『シェーファー』の最高級フラグシップ、『ヒルサイド・セレクト』。

今回はこの「wine of a place」真の体現者である当カベルネの、第三代パーフェクト・ヴィンテージ、’07年をご用意致しました。

パーカー100点ナパ・カベの一つの目安は10万円。

ただしこれは直近ヴィンテージの話であり、12年熟成モノのパーフェクト・ナパがそれを下回るとは嬉しい限り。

「最低20年」の熟成が推奨されるヒルサイド・セレクトは、初代満点ヴィンテージである’01年ですら、アドヴォケイト誌の飲み頃予想は「Early」(時期尚早)表記。

「現行年を手に入れたとして、待ちきれない!」という皆様にはこちらをおすすめいたします。

▼ヒルサイド・セレクト(Hillside Select) もはや説明不要の存在とも言えるナパ・カベの英雄ヒルサイド・セレクトは、シェイファーが聖地、スタッグス・リープ・ディストリクトに所有するエステイト・ヴィンヤードのヒルサイド・ブロック4区画(Sunsupot/John's Folly/Venado Ilegal/Firebreak)からのカベルネをさらに選別して醸し、その上で特筆すべきエリート・ロットをさらに格上げしたもの。

このごく一部のワインだけが、ヒルサイド・セレクトとしてのボトル詰めを許されます。

フレンチ2社の樽(Allier & Troncais)を掛け合わせ、三年の樽熟成と一年半の瓶熟成を経てリリース。

一切の補助品種を使用せず、RP100点ナパの中でも数少ない100%のピュア・カベルネです。

■ヒルサイド・セレクト誕生まで。

元は一種類しか存在しなかったシェーファーのカベルネ。

分岐のきっかけは1983年、創設者ジョン・シェーファーの息子であり、二代目の現当主、ダグ・シェーファーがワイナリ運営に参画したこの年に訪れました。

シェーファーは現在ナパに五つの畑を所有しますが、中でも最も重要な畑が54エーカーの 『ヒルサイド・エステート・ヴィンヤード』 で、この畑は更にLookout、Upper seven、Hitching post、Venado llegal、John's Folly、Rattlerなどの小区画に細分化されます。

ダグは入社後まず手始めに、前年1982年に収穫された果実からのワイン全てを、ブロック毎に試飲することから始めました。

すると、他とは明らかに異なる並外れたロットが存在することに気づきます。

それこそがヒルサイド・エステート・ヴィンヤードのSunspotと名づけられた区画からのワインでした。

早速ダグはこの事実を父に伝え、同時にサンスポット区画からのワインだけを分けて醸造することを提案します。

ジョンもそれに賛成し、こうして初めて仕込まれたワインが、サンスポットからの単一畑(単一ブロック)である 『シェーファー・リザーヴ』 と銘打たれたカベルネでした。

数年後、このリザーヴ・カベルネはヒルサイド・セレクトと改名され、ここにパーフェクト・ワインの原型が誕生することとなります。

現在のヒルサイド・セレクトは増産とともにSunspotからの単一畑ではなくなり、(Sunspotを含む)複数優良ブロックからのブレンドとなりました。

◎Wine Advocate #216(2014.12)より 【RP100点】 「One of the perfect wines from Shafer is the 2007 Shafer Cabernet Sauvignon Hillside Select. Think it over – in the first decade of the 21st century, Shafer scored three perfect scores and two 99s – that’s about as high a praise as I can give any producer in the world. Opaque purple in color, the 2007 has a stunning nose of sweet crème de cassis, black cherries, licorice, and toasty oak, a multilayered, full-throttle personality, and a texture that builds and builds. Great purity, fabulous fruit intensity and a richness without heaviness characterize this massive, prodigious effort from Shafer. It’s still very young, despite this vintage, which seems to be maturing precociously. I don’t believe this wine will hit its stride for at least another 5-10 years and drink well for at least 2-3 decades.」 因みに上記レビュワーはロバート・パーカー自身ですが、2018年にリサ・ブラウン女史により行われた回顧試飲でも再び100点に輝いています。

≪2,400ケース≫、つまり14,000本以上も造られながら、日本に許された割り当ては毎年120本前後だけ。

世界最高のカベルネの1つといわれる作品の、しかも12年熟成が今もこの価格で楽しめるのは、これだけの生産量があるからこそに他なりません。

●純一無雑。

ナパ・カベの帝王。

■パーカーポイント100点



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